保育について

<主体性を育てる>

エンジェルこどものいえでは、子どもに何かを強制するのではなく、子どもの「やってみたい!」という気持ちを大切にしています。

日常の中で、そばにいる大人が丁寧な所作と言葉を添えて手本となることで、子どもは自然とその姿に惹かれていきます。

たとえば、タオルを濡らしてしぼる、こぼれた水を雑巾で拭く、お花をいける──
そんな大人の生活する姿を見ることで「私もやってみたい!」と、自ら関わりはじめます。

その小さな一歩一歩が、子ども自身の「自分でできた!」という自信となり、やがて確かな自立につながっていくと、私たちは信じています。

<散歩で育む感性>

散歩することは、子どもの感性を育む大切な時間です。

同じ道でも、季節ごとに風景は少しずつ変化します。赤く色づいた葉っぱ、小さな花のつぼみ、風とともに流れる金木犀の香り——

大人がそうした変化に気づきそっと言葉を添えることで、子どもも自然の変化を肌で感じ、新しい世界へ目を向けるようになります。

目の前にあるものをただ見るのではなく、「きれいだね」と感じ、「なんで?」と考えること。その繰り返しが、やがて豊かな表現や思いやりの芽につながっていきます。

大人もまた、子どもと一緒に歩くことで、忘れていた四季の息づかいを思い出せるのです。

<おいしくて楽しい>

給食はすべて園内で手づくりし、公立園と同じ献立を基本に安心できる食事を提供しています。

午前のおやつは主にフルーツやゆで野菜。午後のおやつはお菓子の他に、季節の野菜などで手づくりおやつを作り提供しています。

調味料や食材は、なるべく添加物の少ないものを選ぶよう心がけています。

園で育てた野菜を自分たちで収穫して食べたり、節句などの行事食やお供えなどを通じて、食の背景にある文化や命のつながりにも触れています。

毎日の積み重ねの中で、「食べるって楽しい」「食べるってありがたい」という気持ちが、子どもたちの中に育っていくことを願っています。

<やさしい暮らし>

日々の生活の中で「持続可能な暮らし方」や「環境へのやさしさ」を、子どもと一緒に実践しています。

たとえば、食事の時間には机にランチョンマットを敷き、口拭きタオルを使うなど、使い捨てではなく洗って繰り返し使えるものを取り入れています。

その後は、大人と一緒に片づけをしたり洗濯したりと、自然と生活の活動へとつながっていきます。

便利さや効率だけではなく、「ものを大切にする」「自分の手で関わる」という経験を重ねることで、子どもの中に、環境へのまなざしと丁寧な暮らしの感覚が育っていくことを願っています。

<遊びながら学ぶ>

発達に合ったおもちゃや活動を十分に用意し、子どもはその中から自由に選んで遊ぶことができます。

手先を使ってじっくり取り組むもの、集中力を育てるもの、運んだり体を使うもの。
また、音楽やアートなど、感性を表現できる活動もあります。

こうした豊かな選択肢の中で、子どもたちは自分で考え、感じ、やってみる。

その体験を繰り返すことで、自分の興味や意志を大切にしながら、集中力や思考力、身体のコントロール、自分で選びとる力を少しずつ育んでいきます。

<地域に見守られながら>

地域の人とつながりながら子どもが育つことを大切にしています。

近くのお年寄りサロンに立ち寄って挨拶をしたり、園の畑で収穫した野菜をご近所の方におすそ分けしたり。
地域の方から声をかけていただいたり、優しく見守ってもらう中で、子どもたちは「社会の中で育ててもらっている」という感覚を少しずつ育んでいきます。

人との関わりの中でやさしさを受け取り、感謝する心や思いやりが自然と育っていく──
そんなあたたかい交流を、私たちはこれからも大切にしていきます。